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ベトナムECにおける決済方法

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echi/Bigstock.com

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活発な経済成長を続ける新興国の多い東南アジア。ベトナムにおいてもEC市場が拡大を続けています。今回はVoice Of America記事をベースに、ベトナムECにおける決済事情について簡単に述べたいと思います。

ベトナムにおいてもEC利用者が増えていますが、部外者には不思議に思えることがあります。日本ではECでの決済手段として主流なのはクレジットカードですが、ベトナムではクレジットカードが未普及のままECが拡大を続けていることです。VOA記事が引用するNielsen社の調査によると、ベトナムのオンライン利用者の61%はオンラインショッピングでは現金支払いを利用したいと回答しています。ECショップ側も、消費者側のこのような態度を反映してか、クレジットカード対応をそれほど進めていないようです。

それではベトナムのECでの支払いはどのように行われるのでしょうか。それは商品の配送時です。ECサイトで購入した品物は、業者がバイクで届けに来ます。その時に現金で支払いをするのです。郵便システムに信頼がおけない、そして多くの人は郵便箱が無い、という理由でのでどのみち自前で配達する必要があります。その際に現金決済してしまえばよいので、ECサイト側もクレジットカード決済へのニーズを強く感じないようです。

ベトナムECのもう一つの特徴は携帯電話経由での利用が多い点です。Nielsen社の調査によると、携帯電話でオンラインショッピングをするのはネットユーザーのうち58%で、これは全世界平均の44%を上回っています。(ちなみにフィリピン、インドネシア、タイも同様に全世界平均を上回っています。)携帯電話でのクレジットカード情報の入力は不便に感じるものですが、上記のとおりベトナムではそもそもカード情報の入力が不要です。

携帯で品物を見て注文、受け取り時に現金で払うというスタイルは今後しばらくは続いていきそうです。

参考情報

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